ALLEN TOUSSAINT/SONGBOOK アラン・トゥーサンのピアノ一台を前にした2枚組ライブ

故アラン・トゥーサンの
ソロライブ2枚組
16歳からスタジオで
プロのピアニスト
として仕事をしてきた
アラン・トゥーサンにとって
ピアノを弾くのは
箸を持つようなもの。
だからこのライブも
そのピアノ・プレイは
天を舞う羽毛のごとく
軽やかで自由。
というか
10本の指が
コックリさん状態。

楽曲作家としての
アラン・トゥーサンは
作詞も自分でやる
コール・ポーター・タイプ。
ハリー・ニルソンに
楽曲提供を頼まれたときは
新曲100曲を持参し
周りを驚かせたという。
ザ・バンドのライブ
「ロック・オブ・エイジ」で
ブラス・アレンジを
頼まれたときは
ジョン・F・ケネディー空港で
楽譜を盗まれた
アラン・トゥーサンだったが
たった1日で新しい
ブラスアレンジを仕上げた
という天才ぶり。

さてボーカリストとしての
アラン・トゥーサンは
1973年に
リトル・フィートから
全米ツアーに誘われたとき
歌うのをとても
嫌がったという。
いわゆる黒人臭さが
無い声質に対する
コンプレックスのせい?
それとも10代から
ファッツ・ドミノや
リー・ドーシーや
アーマ・トーマス等
天才歌手のバックを務め
本物の歌手のすごさを
知ってしまったが故?
多分両方じゃないかな。
でもその誰とも似ていない
声質こそがアランの魅力。

アラン・トゥーサンは4度
来日しているが
インタビューした北中正和は
後の記事の中で
アランのことを
「戦略なき天才」と呼んだ。
ウーン
この2枚組ライブを
繰り返し聞いたら
そのプレイの隙間から
北中正和が言っていた
意味がなんとなく
分かってきた。

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ALLEN TOUSSAINT/SONGBOOK (2 LP SET)
ROUNDER/0888072741669 (US 2026)

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