ピーター・ポール＆マリー
（以下ＰＰＭ）の
ファースト・アルバムを
アメリカ盤で見つけた。
１９６２年にビルボードの
ポップチャートで１位に輝いた
カレッジ・フォークの
記念碑的アルバムだ。
公民権運動盛んな当時の
アメリカで平均的な大学生の
バイブル的なアルバム。
日本ではそのメロディーの
親しみやすさからから
年齢を問わず洋楽好きの
多くの人々に愛された。
何を隠そうこの僕も
東芝音楽工業から発売される
ＰＰＭとビートルズの
シングルを毎回買っていた。
そんなこともあり
米ワーナー・ブラザーズの
オリジナル・モノラル盤を
中古盤店で見つけたときは
ちょっと小躍りしてしまった。
ジャケット裏側に
記載された制作スタッフの
顔ぶれをみてさらにびっくり。
ＰＰＭの敏腕マネージャーが
アルバート・グロスマン
（ディラン・バンド・ジャニス）
だってことは知っていたが
なんとアレンジャー＆
プロデューサーが
ローラ・ニーロのファースト
を手掛けたミルトン・オクン。
これだけでも
即買いのアルバムなのだが
さらに猛攻は続く。
ＮＹグリニッジ・ヴィレッジの
フォークの名店「ビターエンド」
のレンガの壁の前に
メンバー３人が立っているだけの
シンプルなジャケット
これがなんとあの天才デザイナー
ミルトン・グレイザーの
手によるもの。
ミルトン・グレーザーが手掛けた
アルバム・ジャケットを
ざっと並べると
クリス・スマイザーの「ヌード」
トッドの「バラッド」
ベターデイズの「ハーモニカ」
ポール・サイモンの「セカンド」
極め付きはディランの
「グレーテスト・ヒッツ」に
おまけで付いていた
イラスト・ポスター。
PETER PAUL & MARY/SELF TITLED (LP)
WARNER BROTHERS RECORDS:W1449 (US 1962)