フランス・ギャルが
10代の「すべて」を捧げた
クロード・フランソワ
彼のフィリップス・レコード時代の
ベスト盤VOL・1と
VOL・2を手に入れた。
クロード・フランソワと言っても
映画「最後のマイウェイ」が
評判になる前は日本ではほぼ無名。
というのも
フランスでは大スターだった
クロード・フランソワも
日本ではフランス・ギャルの
「夢見るシャンソン人形 1965年」の
シングル盤B面に収録された
「ドナドナ」1曲しか
紹介されなかったんだもの。
1960年代の日本ビクターの
男性ディレクター達は
フランスでいくら人気があっても
男性歌手は黙殺。
シルビィ・ヴァルタンの旦那で
当時のフランスで
クロード・フランソワ以上の
人気を誇っていた
ジョニー・アリディーでさえ
無視され続けてた。
というわけで
フランスで初めての
歌って踊れるポップスター
クロード・フランソワの
絶大な人気ぶりは
映画「最後のマイウェイ」で
チェックしてね。
今回ご紹介する
このベスト盤4枚分のLP盤に
収められたほとんどの曲は
イギリスやアメリカの
ポップ・チューンにクロードが
オリジナルのフランス語の歌詞を付け
カヴァ・ヒットさせたもの。
初ヒット「ベル・ベル・ベル」も
エヴァリー・ブラザーズの
「ガールズ・ガールズ・ガールズ」
ビートルズの「抱きしめたい」も
入ってる。
クロード・フランソワの
大ヒット「いつものように」は
逆にフランク・シナトラが
「マイウェイ」としてカヴァした。
実は「いつものように」の出だし部分は
「パクリ」で原曲は1965年の
イタリア・サンレモ音楽祭で
2位のなったウィルマ・ゴイチの
「花咲く丘に涙して」
名曲は再構築され続ける運命って
ことだろうけれどもそれ以上に
ミュージック・ビジネスマンとしての
クロード・フランソワのタフさに感銘。
CLAUDE FRANCOIS/SUPER HITS VOL 1 & 2 (2 LP SET X 2)
PHILIPS : 6680 260/6680 270 (FR 1973/1974)