ホステス・クラブのイベントで
4度目の来日をはたした
ベン・ワット
トウキョウ・ドーム
シティ・ホールでの
コンサートは本当に素晴らしかった。
(4月10日)
音楽を知り尽くした53歳の男が
一音一音に責任をもって奏でる姿は
ロマンチックで感動的だった。
EBTGの活動を停止してから
本格的なDJに転身した
ベン・ワットだったが
再びロックに戻って
発表したのが2年前のアルバム
「ヘンドラ」。
僕は2014年のベスト・ワンに
このアルバムを選んだ。
新作「フィーヴァ・ドリーム」は
前作「ヘンドラ」の
延長線上にあるアルバムだ。
完璧を目指すあまり
ときに窮屈さを感じさせることも
あったEBTGだが
この新作は小編成のバンドスタイルで
4人のミュージシャンが
それぞれ独立独歩なので
音楽がとてものびやか。
ギター:バーナード・バトラー
(スウェード)
ドラムス:マーティン・ディッチャム
(シャーデー)
ベース:レックス・ホラン
(ローラ・マーニング)
来日コンサートもこのメンバーだった。
下のユーチューブだが
自分が生まれ育った家を再訪したら
「レンガと木」だけしか
残っていなかった・・
過去と現在の折り合いのつけ方を
平易な言葉で綴った名曲だと思う。
PS
アルバムタイトル
「フィーヴァ・ドリーム」は
ベン・ワット1996年の著書
「ペイシェント」の一節なんだって
ピーターパンのお客様
ロバート(現在カナダ在住)が
メールで教えてくれた。
日本盤のボーナス・トラックは
「ノース・マリン・ドライブ」
BEN WATT/FEVER DREAM (CD)
CALOLINE HOSTESS : HSU 10064 (2016 JP)