PRINCE BUSTER THE OUTLOW スカ の ゴッドファーザー プリンス・バスター

スカのゴッドファーザー、プリンス・バスター。

1970年代後期の2トーン・ブーム(スペシャルズマドネス)で

再スポットライトを浴びてから30年も経つんですね。

1967年全英18位に輝いた「アル・カポネ」をフューチャーした

アルバムが入荷しました。

たいていの方が

「プリンス・バスターってもう亡くなったんだよね」

とおっしゃいますが、

どっこいフロリダで今日も元気にステップ踏んでますよ。

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PRINCE BUSTER/QUEEN OF THE OUTLOW (LP)

MELODISC RECORDS : BBLP 822 (UK)

 

THURSTON MOORE DEMOLISHED THOUGHTS サーストン・ムーアのソロ3作目

サーストン・ムーア(ソニック・ユース)のソロ第3弾です。

アコースティックな楽器(ギター&チェロなどの弦)だけで

構築されたはっきり言ってプログレですね、これ。

ヴォーカルを含め「不用意な音」というものが

このアルバムにはまったくありません。

最初からすべて予定されていたかのように

何もかにもが調和している、そこがプログレ。

それでいて

完璧なのに息苦しくなく、

簡素なのに豊潤だという、

まさに奇跡のようなアルバムです。

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THURSTON MOORE/DEMOLISHED THOUGHTS (LP)

MATADOR RECORDS : OLE 953-1 (US 2011)

 

GILLIAN WELCH THE HARROW & THE HARVEST 8年ぶりのギリアン・ウェルチの新作

ギリアン・ウェルチ&デヴィッド・ローリングスの

新作、やっと届きました。

「ハーヴェストBY NEIL YOUNG」の出来損ないみたいだった前作

よほどこたえたのでしょうか。

この8年間録音する気になれなかったと語る2人です。

2001年の傑作「タイム」に立ち返った印象の新作ですが

「タイム」を覆っていたドープの匂いは少なめです。

何のドラッグも使っていないのに

2人が演奏し始めたとたん

ジャコウの様に強烈なドープを発するんですね。

YOU TUBE 1番目の映像がそれを証明しています。

***

YOU TUBE 2番目の映像をごらんになってください。

新作のカバースリーブ、素晴らしいです。

フェルトっぽい厚い紙の上に職人が1枚1枚

版を刷りこんでいく手の込んだものなのです。

これがなんと

家族経営の小さな印刷屋さん(ロサンジェルス)で

作られているんですよ。

この印刷屋さんが泣かせます。

三編みの無愛想な職人とか

古い印刷機械にちょこっと乗った星条旗とか

片隅に何気なく置かれた花とか

インクの匂い立ちこめる整理された工房の具合とか

そんなこまごまとした事柄にぐっときます。

クラフトマンシップ溢れる音楽家と呼ばれることを

良しとするギリアン&デヴィッドの気持ちが

この一風変わったプロモヴィデオ1本に

凝縮されてると思いませんか。

***

いまやストーンズからポール・マッカートニーまで

手がける天才マスターリング・エンジニア、

スティーヴン・マーカソン

ギリアン・ウェルチの「タイム」の仕事で名を上げたんです。

当時、歌と2本のギターだけで

あんな不思議な音空間を生み出せるのは

スティーヴン・マーカソンしかいませんでした。

もちろん今作もスティーヴンがマスターリングしてます。

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GILLIAN WELCH/THE HARROW & THE HARVEST (CD)

ACONY RECORDS : ACNY 1109 (US 2011)

スティーヴ・アールの新作 STEVE EARLE I’LL NEVER GET OUT OF THIS WORLD ALIVE

スティーヴ・アールの新作です。

アリソン・ムーアとの充実した結婚生活が

アルバムの隅々からにじみ出てます。

録音卓の前で1歳の息子を抱っこしてるスティーヴの写真が

何よりの証拠でしょう。

プロデュースはT・ボーン・バーネット、

これぞ究極のオルタナ・カントリーって感じに

仕上がったのはバーネットの力でしょうね。

アラン・トゥーサンのブラスアレンジ(一曲だけ)

いい感じです。

アルバムタイトル(そしてスティーヴ・アール作最新小説のタイトル)

" I'LL NEVER GET OUT OF THIS WORLD ALIVE "

「生きてるうちはこの世から抜け出せないだろう」

(ハンク・ウィリアムス作)は

45回転シングル盤としてのみリリースされてます。

これはどんどん消えていく

全米レコード小売店救済キャンペーンの一環として

発売されたもので今ならEBAY で

$20 くらいで手に入ります。

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STEVE EARLE/I'LL NEVER GET OUT OF THIS WORLD ALIVE (CD)

NEW WEST RECORDS : NW 6195 (US 2011)

 

TADZIO タッジオ タジオ は 美少女、だっけ? 仙台

復興の街仙台から登場した

2人組女性ハードコア・ポップバンド

TADZIO タッジオです。

「ヴェニスに死す(ヴィスコンティ)」のタッジオね。

現実の方がよっぽどパンクな2011年日本の夏、

この鬱屈を晴らせるのはこのタッジオしかいません。

銀座(祇園も可)のメタリカ(初期)

これは強い。

ジャケよーく見てください、

スリッツが登場してきたとき

美人過ぎる英国女性3人に世界中の

男性パンクスはドキドキしたものですが

このタッジオもきっと同じような旋風を引き起こしますよ。

現にピーターパンでタッジオを聞いた(ジャケ見た)

ゼルダ」命の元パンクスが

「明日タワーで買ってくる」と力強く宣言してましたもの。

2011フジロックは「タッジオの夏」になると思います。

***

瀬川雄太君(サトル)のエンジニアリング見事です。

仙台が日本のマッスル・ショールズになる日は近い。

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TADZIO/SELF TITLED(CD)

P-VINE : PCD 18008 (JP 2011)

 

海の日

18日海の日(月曜)は通常営業いたします。

連休は是非ピーターパンにお越しください。

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チューン・ヤーズ の セカンド TUNE YARDS WHOKILL

チューン・ヤーズはメリル・ガーバスを中心とした女性3人組。

「サハラ砂漠に実際に出かけ現地の歌唱法も身に付けました」

ってところが実にアメリカ人的だな。

イギリス人なら「アフリカンってこんな感じじゃない?」で

即、録音始めるだろうからね、

インスピレーション至上主義かな、

スリッツとかさ。

チューン・ヤーズは現場実証+アイデア吟味

BUT 音楽的官能少なめ。

けなしてるんじゃないかって?

そんなことないよ。

低い音で流してると

ピーターパンがカフェ@イースト・ヴィレッジに変身するからね。

やっぱり褒め言葉になってない?

そうかー。

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tUnE-yAaDs/WHOKILL (LP)

4AD : CAD 3106 (US 2011)

 

 

ボン・アイヴァー の セカンド BON IVER SECOND ALBUM

1994年の夏、

低空飛行を始めた飛行機から眺めた

ウイスコンシン州(アメリカ最北の州)は

行けども行けども森と湖だった。

ウイスコンシン州の小さな町オー・クレア(EAU CLAIRE)で

ジャスティン・バーノン(ボン・アイヴァーはプロジェクト名)の

傑作ファーストアルバム(2008年)は録音された。

ジャスティン・バーノン本人が認めるとおり

アルバムのベースに流れるのは

「隔絶 ISORATED」と「故郷オー・クレアの町」。

***

セカンドアルバムが出た。

オー・クレアの町でマイペースな音楽活動を

続けていくのだろうと思われたジャスティン・バーノン、

が彼を取り巻く環境はこの3年で激変した。

まさかのカニエ・ウエストとの競演!や

イギリスを中心とした人気沸騰

それらはジャスティン・バーノンの音楽に

微妙な変化をもたらしている。

電気処理されたヴォーカルはベールにおおわれ

走馬灯のように現れては消える。

それは俳句の様な歌詞と混ざりあい

限りなくプログレッシブ。

20回繰り返し聞いて

やっとアルバムの輪郭が見え始めたところ。

シンプルにみえてちょっと厄介な

ジャスティン・バーノンのセカンドアルバムだ。

***

YOU TUBE のカニエ・ウエストの映像カクカクしてるけど我慢してね。

オタ芸女性軍団の右手の台に乗ってる

白い上下着た新興宗教の教祖みたいなのが

ジャスティン・バーノン。

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BON IVER/BON IVER(LP)

JAGJAGUWAR : JAG 135 (US 2011)