GRUFF RHYS/PANG! グリフ・リースの4枚目のソロ・アルバム「パング!」

4年前
渋谷クラブクアトロの楽屋で
グリフ・リースに会ったのだが
普段は人の好いウェールズ人
そのもののグリフだが
肝心要の時見せる
抜群の「察しの良さ」は
とても印象に残った。
SFAから数えて
今年でデビュー23年
グリフ・リース4枚目の
ソロ・アルバム「パング」が出た。
新作は南アフリカの
ヨハネスブルクで録音されていて
プロデュースも
南アフリカ人の「ムジ」。
なのにアルバムは
すべてウェールズ語で
歌われている。
南アフリカでウェールズ語?

予想に反して
アフリカっぽいサウンドは
ほとんど登場しない。
少なくとも
アフリカの大地の香りは無し。
アフリカに行くからには
それなりの成果を
出さなくっちゃっていう
ポール・サイモンや
ピーター・ガブリエルとは違い
要はちょっと気分を
変えてってことだろうね。
グリフくらいのベテランになると
そのちょっとした変化が
傑作を生むコツなんだと思う。

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GRUFF RHYS/PANG! (LP)
ROUGH TRADE:RT0086LP (EU 2019)

再び 「ふちがみとふなと」@ピーターパン

2年ぶりに「ふちがみとふなと」の
ライブをピーターパンで行います。

日時:
11月3日(日)
開場16:30
開演17:00

料金:
前売3000円+1ドリンクオーダー
当日3500円+1ドリンクオーダー

ご予約:
022-264-1742
または
peterpan@rock.email.ne.jp

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「ふちがみとふなと」とは

渕上ふちがみ純子と
(ボーカル&小物担当)
船戸ふなと博史
(コントラバス担当)の二人組。
むずかしくない言葉と
メロディとリズムを紡いで出来る
大きな宇宙を探して四半世紀越。
在住の京都を拠点に全国津々浦々
時々海外の
顔の見えるサイズの会場を中心に
スケールが大きいのか
小さいのわからないスタンスで
活動中。
様々な音楽 演劇 演芸 美術等
音楽のみならず
ジャンルを越えた共演も多数。
29年前二人が旅人として
出会ったケニアで
2019年再び公演の予定。

タランティーノの長編第9作目 ONCE UPON A TIME IN HOLLYWOOD

タランティーノの新作コメディ
「ワンス・アポン・ア・タイム・
イン・ハリウッド」は
期待通りの面白さだった。
タランティーノはデビュー作
レザボア・ドックスの
「ライク・ア・ヴァージン
あそこが痛い痛い」以来
マシンガン与太話で
観客を大笑いさせてきた。
今回も劇場全体が笑いの渦に
包まれるはずだった・・

日本の映画館は静まり返ったまま。
それもそのはず
アメリカ人でなければ知りえない
「1960年代ハリウッドあるある」
の映画だからね。

さてその新作だが
サブキャッチフレーズは
男同士の友情を描いた
現代版「明日に向かって撃て」
ってことだったが
そこんところはあまり期待せずに
観た方がいいね。
というのも
ブラット・ピットは
暖かな人柄が否が応でも
画面から伝わってくるが
デカプリオは生まれつきの
情の無さみたいなものが
うまく演じれば演じるほど
浮かび上がってくる。
実際のハリウッド映画界は
デカプリオが演じたような
タイプの人間がほとんどなので
映画としてのリアリティは
確かにあるのだが
ロマンとしての「男同士の友情」は
希薄になった。

タランティーノ映画に
挿入されるヒット曲は
いつもドンピシャ。
もっとはっきり言えば
タランティーノ映画の魅力の
約半分は音楽で成り立っている。
ハリウッドといえば
ビーチ・ボーイズあたりが
お決まりだろうが
今回はママス&パパスの渋い曲を
2曲フューチャー。
映画の前半に
ヒュー・ヘフナーの豪邸
(2年前113億円で売却)
で開かれた大パーティ・シーンが
あるのだが
シャロン・テートが
「ハイ!(ママ)キャス!!」と
呼びかけるシーンで大笑い
これでモトが取れた。

「挿入歌一覧」
Treat Her Right – Roy Head & The Traits (1965)
The Green Door – Jim Lowe (1956), performed by Leonardo DiCaprio
I’ll Never Say Never To Always – Charles Manson (1970)
Mrs. Robinson – Simon & Garfunkel (1968)
The Letter – Joe Cocker (1970)
Summertime – Billy Stewart (1966)
Funky Fanfare – Keith Manfield (1969)
Ramblin’ Gamblin’ Man – The Bob Seger System (1968)
The House That Jack Built – Aretha Franklin (1968)
MacArthur Park – Robert Goulet (1970)
Paxton Quigley’s Had the Course – Chad & Jeremy (1968)
Hush – Deep Purple (1968)
Son of a Lovin’ Man – Buchanan Brothers (1969)
Choo Choo Train – The Box Tops (1968)
Kentucky Woman – Deep Purple (1968)
Good Thing – Paul Revere & The Raiders (1966)
Time for Livin’ – The Association (1968)
Hungry – Paul Revere & the Raiders (1966)
The Circle Game – Buffy Sainte-Marie (1967)
Jenny Take a Ride – Mitch Ryder and the Detroit Wheels (1965)
Can’t Turn You Lose – Otis Redding (1967)
Soul Serenade – Willie Mitchell (1968)
Bring a Little Lovin’ – Los Bravos (1966)
Brother Love’s Traveling Salvation Show – Neil Diamond (1969)
Hey Little Girl – Dee Clark (1959)
Mr. Sun, Mr. Moon – Paul Revere & the Raiders feat. Mark Lindsay (1969)
Don’t Chase Me Around – Robert Corff (1970)
California Dreamin’ – Jose Feliciano (1968)
Dinamite Jim (English Version) – I Cantori Moderni di Alessandroni (1966)
Out of Time – The Rolling Stones (1966)
Straight Shooter – The Mamas & The Papas (1966)
Twelve Thirty (Young Girls Are Coming to the Canyon) – The Mamas & The Papas (1968)
Snoopy vs. The Red Baron – The Royal Guardsman (1966)
You Keep Me Hangin’ On – Vanilla Fudge (1967)
Miss Lily Langtry – Maurice Jarre (1972)
Judge Roy Bean’s Theme – Maurice Jarre (1972)
Batman Theme – Neal Hefti (1966)

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TAYLOR SWIFT/LOVER テイラー・スウィフトの7枚目のアルバム

カントリー・シンガーの枠を超え
オール・アメリカンな歌手に
成長したテイラー・スウィフト
〈29歳)。
そのはっきりした証は
2019年度
女性歌手長者番付第1位の快挙
(申告額149億円)。
テイラー・スウィフトの新作
が発売された。
アメリカ東部の3代続く銀行頭取の
孫娘として生まれた
テイラー・スウィフト。
デビュー当時想像した
彼女の未来図はというと・・・
同じく上流階級出身の
カントリー・シンガー
ルシンダ・ウィリアムスのような
ハグレ者感のある名曲は
書けないかもしれないが
よく食べ よく働き
よく遊び よく考える
古きよきアメリカ人の伝統の上に
すくっと立った力強い曲は
たくさん書くだろう・・・
通算7枚目のこの新作を聞くと
その予想は当たったと思う。

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TAYLOR SWIFT/LOVER (CD)
REPUBLIC RECORDS/UNIVERSAL:UICU 1311 (JP 2019)

TODD TERJE/IT’S ALBUM TIME WITH ノルウェーのDJトッド・テリエ

ノルウェイ出身の
DJトッド・テリエは
世界中のフェスで引っ張りだこ。
人生満足度ランキングで
今年も世界第1位のノルウェイ。
トッド・テリエの音楽の持つ
ピースフルな雰囲気は
ノルウェイ生まれ故かも。
お勧めするのは
2014年に出たソロ・アルバム
イッツ・アルバム・タイム」。
マイケル・ジャクソン調に
ジョルジオ・モロダー調に
フランキー・ゴーズ・
トゥ・ハリウッド調が
次々飛び出しニンマリ。
アルバム後半は
シンセサイザーを多用した
坂本龍一(未来派野郎)
フュージョン・ディスコへ
チェンジ。
ゲストのブライアン・フェリーが歌う
ロバート・パーマーのカヴァー
「ジョニー&マリー」も良い。
2度目の来日公演は9月。

PS
下のグラストンベリーのステージは
屈強なバイキングの子孫ならではの
連帯と友愛に満ちていて
ちょっと感激。

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TODD TERJE/IT’S ALBUM TIME (2 LP SET)
OLSEN RECORDS:OLS006LP (2014 EU)