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FRANK SINATRA/THE VOICE/THE COLUMBIA YEARS 1943-1952 フランク・シナトラのコロンビア・レコード時代のボックスセット(CD6枚組)

ネットフリックスで配信されている
フランク・シナトラの
ドキュメンタリー映画は
凄く丁寧に作られている。
映画のラストシーンで
「シナトラのショーのラストはいつも
この曲でした」と言って紹介される
PUT YOUR DREAMS AWAY。
シナトラにとって
特別な思いのある曲らしく
所属した歴代のレコード会社3社で
その曲を録音しているのだが
最初の録音はコロンビア・レコードで
なされている。

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PUT YOUR DREAMS AWAY

「夢」は思い出で作られている
あるものは古く
あるものは新しいもの
それぞれ素敵な思い出だけど
でもそれが実現するのだろうか?

「夢」は捨てなよ
いつか「夢」見りゃいいさ。
そして心に空いた「夢」の隙間を
僕が埋めよう。
星に願いを掛けたって君を
遠くには連れてってくれないものさ
だから今こそ新たな出発をしようよ。

夜見る君の「夢」が
君の目の前から消えた時に
そしたら僕には
君をあがめる権利が生まれるはずさ。

キスすれば分かるはずさ 
これこそ幸せだと
ダーリン
だから「夢」は捨てておくれ。

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フランク・シナトラの
コロンビア・レコード時代の録音を
“ほぼ”網羅した6枚組ボックスセット
添付された歌詞カードを
眺めていてアレ?
DREAM(S)という単語が
入った曲が15個もある。
シナトラに限らず
大戦前から戦後にかけては
歌詞の中にDREAM(S)が
入った曲は本当に多く
「夢」の大バーゲン時代。
DREAM(S)が
ノット・クールの烙印を押され
歌詞の中から消えるのは
ビートルズが登場してから。
ビートルズで
DREAM(S)が入った曲は
「オール・マイ・ラヴィング」と
「グッド・ナイト」と
「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」の
3曲だけ。

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FRANK SINATRA/THE VOICE/THE COLUMBIA YEARS 1943-1952 (6 CD SET)
COLUMBIA SONY : OODD 630/635 (1986 JP)

BILL WITHERS/THE COMPLETE SUSSEX AND COLUMBIA ALBUMS (1972-1985) ビル・ウィザースの9枚のアルバムがボックスセットで再発されました

ビル・ウィザースの全アルバム9枚が
ボックスセットの形で再発された。
唯一LP盤で持っていた
ファースト・アルバム(1971年)と
この再発CDを聞き比べしてみたのだが
アナログ盤のナチュラルな音質は
このCDでも見事に再現されていた。
これならビルの豊かな声も
問題なく楽しめるね。
紙ジャケでの再発もこのボックセットの
売りのひとつだそうだが
日本のハイレベルな紙ジャケを
期待するとがっかりすると思う。

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BILL WITHERS/THE COMPLETE SUSSEX AND COLUMBIA ALBUMS (9 CD BOX SET)
MUSIC ON CD/SONY :8718627231661 (EU 2020)

BILL WITHERS/LIVE AT CARNEGIE HALL 1972 ビル・ウィザースのカーネギー・ホール・ライブ

コロナ禍のアメリカで
医療関係のテレビ特番の
バックで流れ
他者に対する思いやりを促す
テーマソングのようになっている
「リーン・オン・ミー」。
これはビル・ウィザーズ1972年の
全米ナンバーワン・ソングだ。
皮肉なことにビル・ウィザーズ本人は
心臓疾患の合併症で
今年の3月に亡くなってしまった。
そんなこんなで
最近9枚のアルバムが再発された。

その中から
今日ご紹介するこのライブ盤
「リーン・オン・ミー」や
「黒い太陽」等が大ヒットした直後の
NYカーネギー・ホールでの演奏を
収録したもの(1972年)。
ビル・ウィザーズにとって
初めての全国ツアーのせいか
NYカーネギー・ホール満員の
ファンを前にスタート直後は
ぎこちないが
それも徐々にこなれ
最後は新曲「ハーレム」の
大合唱で大団円を迎える。

当時1970年から
1973年にかけては
マーヴィン・ゲイや
カーティス・メイフィールドや
ダニー・ハザウェイ等
「ニューソウル」の全盛時代。
ビル・ウィザーズも
その流れの中にあったが
彼の音楽には
ジェイムス・テイラーや
キャロルキング等の
プライベートな心象風景を唄う
シンガー・ソング・ライターの
テイストも混じっている。

ビル・ウィザーズの魅力は
何といっても自作曲の素晴らしさだが
それ以上に190センチを
優に超える巨体から発せられる
聞いたとたんすぐそれと分かる
ユニークな声だろう。
このビル・ウィザーズの声の魅力
(本当は魔力と言いたい)こそが
時代や人種を超え世界中で
愛され続けている理由だと思う。

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BILL WITHERS/LIVE AT CARNEGIE HALL (2 LP SET)
SUSSEX :MUVLP432 (2020 EU)

MCハンガーさんの「舌鼓(したつづみ)」

ガグルのMCハンガーさんの
セカンド・ソロ・アルバムを
御紹介します。
タイトル「舌鼓(したつづみ)」は
「ラップ+和物パーカッション」
の意味ね。
エスタブリッシュされた
日本の洋楽系ミュージシャンが
一度はおちいる(失礼)
日本人アイデンティティーの
再確認?
もしくは
単なる思い付き?または別の何か?
いずれにせよ
結果オーライがすべての
ポピュラー音楽の世界では
エネルギーの塊そのものの
和太鼓や鼓(つつみ)を相手に
ひるむことなく
真っ向勝負のハンガーさんの
ヤマタノオロチ退治的アティチュードは
大成功だと思う。
向こうの方から
ちょっと褒め殺し的レヴュー
じゃないすか?
の声が聞こえてきますが
嘘偽りなしにそう感じました。
コロナで全国の夏祭りは
ほぼ中止らしいけれど
日本一活「舌」の良い
MCハンガーさんの
ブレークビーツ盆踊りは
こちらの会場ですよー!

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HUNGER/舌鼓(CD)
松竹梅レコード :(JP/STB091)