2008年に出た
フリート・フォクセズの
ファースト・アルバムは
新人とは思えぬ完成度で
その年の主だった音楽媒体で
軒並み年間ベスト・ワンを
獲得した。
フリート・フォクセズを
はじめて聞いた時の印象は
シアトル~ポートランドの
清浄な空気感が70%
ロサンジェルスの退廃が10%
エデンの園的牧歌調が10%
なんかわからないものが10%
そんな感じだった。
2020年に
デジタル・リリースされた
彼らの4枚目がついに
CDとLPで発売された。
ファースト・アルバム時の
バンドメンバー4人は
すべて消え去り
ロビン・ペックノールドの
ソロ・プロジェクトの
様相は否めない。
が結果
この4枚目の素晴らしさ
イコール
ロビン・ペックノールドの
才能の証明。
ビートルズ活動期の
ポール・マッカートニーは
インタビューで
「作曲は順列組み合わせの
ようなもの」と語っていた
うーんなるほど。
この考えを受け継いでいるのは
桑田佳祐かな。
フリート・フォクセズの場合は
順列組み合わせの考えで
サウンド作りしてるんだと思う。
このスタイルの大先輩としては
あのベックがいるね。
フリート・フォクセズの
ファーストが発売された時
ロビン・ペックノールドは
「CDやLPは買ったことは無い
すべてコンピューターを通して
音楽を聴き研究してきた」
と発言していた。
コンピューターを通して見つけた
無限のサウンドを
順列組み合わせしていく。
これだけ完璧なアルバムを
作られてしまうと
反論する気にもなれないのだが
ここは騙され上手で行こう!
バンド名が「フリート狐」だし。
FLEET FOXES/SHORE (2 LP SET)
ANTI: 1008254247 (2021 US)