欧米の音楽サイトで
2021年のベスト・アルバム
上位にランクインしていた
「フローティング・ポインツ/
ファラオ・サンダース
ウィズ・ロンドン交響楽団」を
買ってみた。
イーノの「ミュージック・
フォー・エアポート」のような
繰り返されるモチーフが
かなりの時間続き
そこにロンドン交響楽団の
ストリングスが
スーッと入り込んでくる。
しばらくするとこのアルバムの
主役とも言える
フリー・ジャズの巨匠
ファラオ・サンダースのテナーが
これまたスーッと参入。
ストリングスとサンダースが
お互いの呼吸を読みながら
徐々に盛り上がりはじめ
アルバムの最後半では
カオス状態へ突入して幕。
なんか茶化しているような
レビューだがこのアルバムを
聞き始めた当初は
「これなんですか?」ってのが
正直な気持ち。
でもこれすごいかもと
思い始めるのは繰り返し
10回くらい聞いた頃。
トラック・タイトルでいうと
「ムーブメント6」あたりからで
ファラオ・サンダースの
精神性あふれる真摯な音と
ストリングスとが
不思議な模様を
描き始めるんですね。
FLOATING POINTS/PHAROAH SANDERS/THE LONDON SYMPHONIC ORCHESTRA “PROMISES” (CD)
LUAKA BOP:0680899009720 (US 2021)