最近増えてきている
長くて覚えにくい
アーティスト名の代表格
ワンオートリックス・ポイント・
ネヴァーが3年ぶりに新作を
発表した。
データだけ挙げていくと
共同プロデュースが
ジェイムス・ブレイク
ゲスト・ボーカルが
アノーニ
マスターリングが
ラモーンズから矢野顕子まで手掛ける
グレッグ・カルビ
アートワークが
デヴィッド・ルドニックと
ニューヨークMOMA的な
一流どころが勢ぞろい。
最初は句読点や段落が欠如した
カオスのような音楽に聞こえるが
徐々に3D化した
巨大設計図のような姿を表し
圧倒される。
桂離宮のようなどこから見ても
狂いの無い整合感は
すっきりさっぱりが大好きな
日本人向けかも。
目を凝らして棚を見やれば
奇異だがチャーミングなオブジェも
置かれていたりと
すっきりさっぱりだけでは
終わらない工夫も
アルバムのそこかしこに。
すべてに抜かりないのが
ワンオートリックス・ポイント・
ネヴァー。