立花ハジメの「H (1982)」は
最高だと思っていたので
ドイツのパレ・シャンブルク(1981)を
聞いたときは驚いた。
だって「H」のサウンド・アイディアは
パレ・シャンブルクのファースト・アルバムから
拝借したものだったから。
摩訶不思議なビブラフォンとか
すっとんきょうなサックスとか
ゴツゴツしたドラムとか。
それでも「H (1982)」の
素晴らしさは変わらない。
ゴッホが北斎の「赤富士」に感化されたって
有名なエピソードあるでしょ。
それと逆で
ゴッホの「跳ね橋」を見た北斎が
スーパーデザイン感覚を駆使し
よりモダンでキュートに描き直したのが
立花ハジメの「H (1982)」だから。
PALAIS SCHUAMBURG (2 LPS/CD/7"SINGLE/20 PAGE BOOKLET)
BUREAU B : BB100 (2012 EU)