ダン・ペンのフェイム・
レコーディング第2集が出た。
タイトル曲
「クローズ・トゥ・ミー」と
「ダイアモンズ」の2曲は
自分名義でシングル発売したものだが
残りの22曲は他の黒人シンガーに
歌ってもらうために
ソングライター・ダン・ペン自らが
歌ったデモ録音。
ダン・ペンにデモ・レベルで
これだけ歌われたならば
当の黒人シンガー達は
それ以上の歌唱を聞かせなければ
ならないわけで
過去のダン・ペン作品が
名歌唱ぞろいの理由が
ちょっと解った気がした。
デモ録音なので
ダン・ペンは時に
サム・クックだったり
時にオーティス・レディングだったり
歌手に合わせてカメレオンのごとく
歌い方を変えていく。
なのでソウル・マニアは
誰用に書かれた曲なのか
当てっこする楽しみもある。
悔しいけれど
僕が分かったのは
ウィルソン・ピケットくらい。