まず下のYOU TUBE
TV出演時の「DON’T WORRY BABY 1964年」見てもらえます?
ビーチ・ボーイズにしか生み出せない
この無垢な美しさは
ジグソーパズルのように複雑な
この「スマイル」でもまったく失われていない。
ロック/ポップスにユートピアを持ち込んだアルバムは
「サージェント・ペパーズ」と「スマイル」だが
今この2枚を聞き比べると
ビートルズの4人が束になっても
ブライアン・ウィルソンの童夢には追いつけないって感じ。
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もう一度YOU TUBE の5人の所作に注目、
ビーチ・ボーイズそれぞれの性格&関係が
ここにすべて出ていると思う。
特に間奏部分。
放映中腕組みしてるはずだった野生児デニス・ウィルソン
普段の地が出てしまい腕組みし忘れてしまうところとか、
最年長のマイク・ラブが緊張をほぐそうとオドケてみせると
デニスとカール・ウィルソンが思わず吹き出してしまうところとか、
生真面目なアル・ジャーディンとカールだけが
腕時計してるところとか、
一番びっくりなのは
天使のように可愛らしいブライアン・ウィルソン!
こんな愛すべき5人なのに
”スマイル” がバンド崩壊の始まりになるなんて
なんという皮肉。
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ピーターパンで
この曲「DON’T WORRY BABY」が流れたとき
「スターティング・オーヴァー(JOHN LENNON)は
これをパクッたのか!」とのたまったのは
鈴木慶一だった。
CAPITOL : T 2580 (USA 2011)