カテゴリー別アーカイブ: music

THE CLAYPOOL LENNON DELIRIUM/SOUTH OF REALITY ザ・クレイプール・レノン・デリリイウムのセカンド・アルバム

ショーン・レノン&
レス・クレイプールの
プロジェクト第2弾
前作のポップ風味の
プログレ・サイケを
さらにグレイド・アップ。
ショーン・レノンの
生い立ちゆえの
サロン的雰囲気は残しつつ
ビートルズはもとより
ピンク・フロイドや
キング・クリムゾンなど
ヒストリー・オブ・サイケが
複雑に絡み合う匠の技。

日本盤のみに収められた
4曲のボーナストラックが
聞き物。
ピンク・フロイドの
「天の支配」
ザ・フーの「ボリスのくも野郎」
フラワー・トラベリン・バンドの
「さ・と・り」
そして
キング・クリムゾンの
「クリムゾン・キングの宮殿」。
「宮殿」は
ロック・ミュージシャンなら
冗談半分本気半分で
一度は演りたい曲なんだと思う。
プロの演歌歌手が
カラオケボックスに
こっそり出かけ
「津軽海峡冬景色」
歌うみたいなもの?

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THE CLAYPOOL LENNON DELIRIUM/SOUTH OF REALITY (CD)
SONY : SICX121 (2019 JP)

JAMES BLAKE/ASSUME FORM ジェイムス・ブレイクの最新作

「音を紡ぐ(つむぐ)」と
いう言い方あるが
ジェイムス・ブレイクほど
この言葉が似合う
ミュージシャンはいない。
分かりにくければ
ミス・ジョニ・ミッチェルの
アルバム「ヘジラ」を
思い浮かべてみて。
そういえば
ジョニ・ミッチェルは
例の病気で倒れる前
ジェイムス・ブレイクの
コンサートを見に行ってる。

2016年の前作
聞きこむほどに
「このアルバムはすごい」と
思わせるものだったが
今日発売のこの新作(4作目)
1曲目が流れた途端
全身ゾクゾク。
こぼれ落ちる1音1音
もったいなさ過ぎます
ジェイムスさんって感じ?

国内盤には
2曲のボーナストラックが
追加されているが
1曲はドン・マクリーンの
「ヴィンセント」
これはアルバム
「アメリカン・パイ」の
A面3曲目に入っていた曲で
この曲で世界中の
ドン・マクリーン・ファンは
涙したもの。

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JAMES BLAKE/ASSUME FORM (CD)
POLYDOR : UICP1192 (2019 JP)

LOU DOILLON/SOL ILO QUY ルー・ドワイヨンの3作目

ジェーン・バーキンと
映画監督ジャック・ドワイヨンの娘
ルー・ドワイヨン(36歳)。
フランスで大ヒットした(20万枚)
ファースト・アルバム
(2012年)は
フランス語で歌われたが
2作目(2015年)と
3作目にあたるこの新作
すべて英語で歌われている。
父親のジャック・ドワイヨンが
ニック・ドレイクや
レナード・コーエンの
ファンだったので
ルー・ドワイヨンは
幼い頃から
英米のロックやジャズに
親しんでいて
英語で歌うことに
抵抗はなかったという。
(もしかしてファースト・ネイムの
LOUはルー・リードから?)

ルー・ドワイヨンの魅力は
セカンド・アルバムの
歌詞の対訳を読んでも
明らかなように
とてもモダンな
シンガー&ソングライター
だってことに尽きる。
女性のシンガー&ソングライターは
そのほとんどが心象風景を
エッセー風につづるものだが
視点のシャープさって点で
ルー・ドワイヨンは飛びぬけている。
しかしそれ以上に聞き手を
とらえて離さないのは
この魅惑的な悪声だろう。
ルー・ドワイヨンのこの悪声は
ダメージ加工のジーンズや
ブス犬フレンチブルと同列の
21世紀だから通用する
美的センスに違いない。

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LOU DOILLON/SOL ILO QUY (LP)
BARCLAY/UNIVERSAL:7734205 (EU 2019)

INARA GEORGE/DEAREST EVERYBODY イナラ・ジョージの最新アルバムがCD化されました

昨年
LP盤とダウンロードのみで
発売された
イナラ・ジョージの最新盤が
ボーナス・トラック付きで
やっとCD化されました。
ボーナス・トラックは
シナトラ&ナンシーの
「恋のひとこと」と
プリンスの「コンディション・
オブ・ザ・ハート」の
名曲2曲です。

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INARA GEORGE/DEAREST EVERYBODY (CD)
CA VA? RECORDS/HAYABUSA LANDINGS :HYCA3078 (JP 2019)

LINDA RONSTADT/LIVE IN HOLLYWOOD 1980年春のリンダ・ロンシュタットのライブ

リンダ・ロンシュタットが
ロック界のミス・アメリカと
呼ばれるようになったのは
1974年に「悪いあなた」が
大ヒットしてから。
もし「悪いあなた」が
ヒットしなければ
そのアルバムに収められた
ケイト&アンナ・マッガリグルの
「ハート・ライク・ア・ホイール」が
注目されることはなかっただろうし
ケイト・マッガリグルの息子
ルファス・ウェインライトが
世に出ることはなかったかも。
話をリンダに戻すと
「哀しみのプリズナー(75年)」
「風にさらわれた恋(76年)」
「夢はひとつだけ(77年)」
「ミス・アメリカ(78年)」
「激愛 (79年)」
発売するアルバムすべて
全米ナンバーワン!
マドンナが登場するまで
米国女性歌手でこれほどの快挙は
過去になかった。
そんなリンダ・ロンシュタット
絶頂期1980年のライブ
楽しんで。

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LINDA RONSTADT/LIVE IN HOLLYWOOD (CD)
RHINO WARNER:WPCR18147 (2019 JP)

CAFE TACVBA/JEI BEIBI カフェ・タクーバの最新作「ヘイ・ベイビー」

メキシコの国民的バンド
カフェ・タクーバ
2017年の最新盤
「ヘイ・ベイビー」
入荷した。
家族の中でだれか1人は
楽器を演奏するという
音楽王国メキシコの伝統が
ロックやパンクに
出会ったとき生まれる音楽
それがカフェ・タクーバ。
1992年のデビュー以来
不動の4人組を
ずっと追い続けてきた。
驚かされるのは
彼ら全く疲れていない。
もしいま彼らに
その秘訣を質問したら
「音楽をやって疲れるって
どういう意味?」って
逆に問い返されそう。
メキシコのセンチメントと
強い太陽の恩恵を存分に浴びた
カフェ・タクーバの音楽
是非聞いてみて。
それとですね
メキシコ出身の
アルフォンソ・キュアロン監督の
すべてスペイン語で撮影された
「ローマ」がアカデミー作品賞
取りますように!

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CAFE TACVBA/JEI BEIBI (CD)
CAFE TACVBA:191061589075