スコット・ウォーカーの
官能と憂鬱を
マッチョ化したような
ジョン・グラント。
彼の6枚目の新作
「ジ・アート・オブ・ザ・ライ」
が到着した。
この新作も
冷たく響くエレクトロ・ファンクに
トーク・ボックスを使った
黄金のバリトン・ヴォイスという
いつものジョン・グラント・
ワールドは健在。
グレース・ジョーンズの
プロデューサー
アイヴァー・グェスト参加で
サウンド・スケールは
よりダイナミックに。
しかしジョン・グラントは
基本的にソングライター。
欧米のレビューを見ると
その歌詞に言及したものが多い。
出身地アメリカでの認知度は
低いのにヨーロッパで人気が
高いのもソングライティングに
対しての評価が大きいのかも
しれない。
JOHN GRANT/THE ART OF THE LIE (2 LP SET)
BELLA UNION:BELLA1594VX (UK 2024)