グリフ・リースの7枚目の
ソロ・アルバム
「SEEKING NEW GODS」は
北朝鮮の北に位置する「白頭山」が
インスピレーション源らしい。
ぼくが買った輸入盤には
「帯」が付いていたので
「帯付LP→日本盤」で
てっきり富士山だと
思ったんだけどね。
グリフ本人は単に
「白頭山」という言葉の響きが
良かったから付けたと言ってるが
朝鮮民族にとって
特別な意味合いを持つ
「白頭山」の何が
曲作りのモノリスに
なったのかは今のところ不明。
最近のグリフの
曲作りのテーマである
地球の気候危機に始まり
さらにはグリフ自身の
魂の霊廟を探す歌まで
型破りで機知に富んだ曲が
全部で9個。
(注)
「白頭山」:
中朝国境にまたがってそびえ
朝鮮民族の発祥の地とされる
標高2744メートルの山。
抗日パルチザン闘争を繰り広げた
金日成(キムイルソン)主席らの
秘密拠点があったとされ
金正日総書記も
ここで誕生したといわれる。
そのため
北朝鮮最高指導者の直系血統は
「白頭血統」と呼ばれる。
GRUFF RHYS/SEEKING NEW GODS (LP)
ROUGH TRADE/RT0127LP2 (UK 2021)