１９７８年夏の
リトル・フィート日本公演は
今もロックファンの間で
語り継がれる伝説のライブだが
その２年前の１９７６年
英国で観たリトル・フィートの
ライブは正直言ってその何倍も
素晴らしいものだった。
気合の入ったリトル・フィートの
演奏そのものは日本も
英国も大差ないのだが
エンターテイメント先進国
英国人のツボを得た拍手や歓声が
ショー全体のレベルを
何段も押し上げるのだった。
僕は６月１３日のバーミンガムと
１４日のロンドン公演を
観たのだがそれに先立つ
６月７日のオランダ公演を
記録したライブ音源が
ＣＤとＤＶＤで発売された。
英国で観たリトル・フィート公演
ついては話したいエピソードが
山のようにあるのだけれど
ひとつふたつ御紹介します。
バーミンガム公演は
由緒あるオデオン劇場で行われ
客席ではロバート・プラントや
ブルティッシュ・ブルースの父
アレクシス・コーナー等
沢山の有名人を見かけた。
ロンドン・ハマースミス・
オデオン劇場の時はアンコールに
ミッチ・ミッチェル
（ジミ・ヘンドリックス・
エクスペリエンス）が登場し
ダブル・ドラムで会場を沸かせた。
そしてどちらの会場も
各椅子の裏側には
タバコの吸い殻入れが
ついているのだが
コンサートが始まり暗転したとたん
一斉に青い煙が立ち上った。
もちろんタバコじゃないよ。
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EAGLE ROCK:EAGDV032 (2014 EU)