コロナで自粛休業中は
ネットフリックス漬けの毎日。
そこで見つけた
「ニッキー・ジャム」は
最高に面白かった。
今も現役バリバリの
プエルトリコ出身の
レゲトン・シンガー
ニッキー・ジャムの半生を
全13話に分けてドラマ化したもので
ドラマ後半からは
ニッキー・ジャム本人も登場する。
全編スペイン語で会話が進み
一流の脚本家を使っているのが
観ていてよく分かった。
今年の春に出た
ニッキー・ジャムの最新アルバムは
期待を裏切らない素晴らしさだ。
ネットフリックスを観た後なので
2年前の世界的なクイーン・ブームと
同様の現象が自分の中で起きた
可能性は否定できないけれど
夏到来のプロローグとして
日に何度もピーターパンで流れている。
歌われてることの90%は
カネと女とクルマとドラッグで
たまに罪滅ぼしのように
ママが登場するのは
初期のヒップ・ホップと同じ構造だが
あからさまな俗っぽさは
ヒップ・ホップの比じゃない。
俗っぽさとは言ったけれど
実際は「俗」そのもので
その「俗」を
チャーミングな人柄と力量で
最高の芸にまで
押し上げてしまった
ニッキー・ジャムの凄さに
ただただ感銘。
いまさらながらだが
エド・シーランの
「シェイプ・オブ・ユー」も
レゲトン・リズムだったんだね。
NICKY JAM/INTIMO (2 LP SET)
SONY:19439710461 (2020 US)