エルボーのヴォーカリスト
ガイ・ガーヴェイのソロが出た。
実はガイのソロが出ると聞いたとき
不思議な感じがした。
だってエルボーの曲をすべて歌い
エルボーのほとんどの歌詞を
書いているのはガイ自身。
それでもソロ・アルバムを
作るとしたら独立して
サム・スミスにでもなるつもり?
とファンは勘ぐる。
実際ガイはその深い陰影に満ちた
正統派ヴォーカリストとして
今イギリスで最も高い位置に
居るのだから。
それとも
バンドでは表現しきれない何かが
ガイにソロ・アルバムを作らせたわけ?
アルバムを聞いてみると
少なくともサム・スミスになる気は
毛頭ないみたいね。
聞き手におもねったところが
全然ないもの。
むしろエルボー以上に真摯で青い。
だとしたら後者の理由なんだろう。
バンドって色々あるんだね。
GUY GARVEY/COURTING THE SQUALL (LP)
FICTION POLYDOR : 4758702 (2015 UK)