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JOHN TRUDELL/AKA GRAFITTI MAN ジョン・トゥルーデルとジェシィ・デイヴィス

アメリカにあって
日本にないもの
それは
レコード化された
ポエトリー・アルバム。
1960年代後期から
1970年代にかけて購読してた
アメリカのレコード・カタログ
「シュワン」には
毎月驚くほど沢山の
ポエトリー・アルバムが載っていた。

1986年に出た
ネイティヴ・アメリカンの詩人
ジョン・トゥルーデルと
伝説のギタリスト
ジェシィ・デイヴィスの
共演アルバム(カセット)は
ジェシィ・デイヴィス・ファンにとって
どうしても欲しいものひとつだった。
しかしイーベイを何年間も
見続けてきたが一度も
お目にかかったことがない。

それが今年コンピの形で
再発されると聞いて
ジェシィ・デイヴィス・ファンは安堵。
それが今日ご紹介する
このアルバムなのだが
残念ながら1986年に出た
あのアルバムとは内容が
違っているようだ。
その辺いきさつは
徐々に明らかになるだろうが
今回手に入れたこのアルバムの
素晴らしさを否定なさる
ジェシィ・デイヴィス・ファンは
いらっしゃらないと思う。
リズミカルで力強い
ジョン・トゥルーデルの
言葉の力に鼓舞された
クリス・クリストファーソンや
ジェシィ・デイヴィス等
カリフォルニアの
一流ミュージシャン達の
神がかり的演奏を御堪能あれ。

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JOHN TRUDELL/AKA GRAFITTI MAN (CD)
INSIDE RECORDINGS :INR 52118 (US 2017)

TORO Y MOI/BOO BOO トロ・イ・モアの新譜が早くも登場

春にマトソンズとの
コラボ・アルバムを
出したばかりなのに
早くもトロ・イ・モアの新作
到着した。
前作は
今流ジャズ・アルバムだったが
新作は王道シンセ・ポップに
戻っている。
この新作に限ったことではないが
トロ・イ・モアを流れる
エイジアンの血が
とても親近感をいだかせる。
この新作をピーターパンで
流していたらお客様に
「これネッド・ドヒニーの
新作ですか?」って聞かれた。
そういえば以前
ネッド・ドヒニーも
日本人の血がちょっと
混じってるんだよって
ロスアンジェルスで
ドヒニーと仕事したことのある
ピーターパンのお客様が
教えてくれたっけ。

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TORO Y MOI/BOO BOO (2 LP SET)
CARPARK RECORDS : CKA121 (2017 JP)

FLEET FOXES/CRACK UP フリート・フォクセズのサード・アルバム「クラック・アップ」

後期ビーチ・ボーイズのサウンドを
下敷きにしつつも
シアトル的(スタバ的?)
清涼感で世界中の
クリティックス・アワードを
総なめにした
フリート・フォクセズの
ファースト(2008)と
セカンド(2011)。
アイディア満載の
サード・アルバム
クラック・アップ」が届いた。
エンドレスで
シンフォニックな展開は
ビーチ・ボーイズ未完の大作
「スマイル」や
ヴァン・ダイク・パークスの
「ソング・サイクル1968年」を
思い出させる。

「クラック・アップ」には
「粉々になる」という意味もあるので
「スマイリー・スマイル」を連想させる
自己憐憫のアルバム・タイトルに
プレイボタンを押す前は
ちょっと不安がよぎった。
でも
湧き上がるアイディアの海に
飲み込まれもがき
完成を見ることなく
海底へ沈んでいった
ビーチ・ボーイズ
「スマイル」の悲劇を
「クラック・アップ」は
紙一枚で回避した。
どうやって回避を?
それは
フリート・フォクセズの
サウンド・コラージュ能力。

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FLEET FOXES/CRACK UP (2 LP SET)
NONESUCH : 558777-1 (US 2017)

MARK LANEGAN BAND/GARGOYLE マーク・ラネガンの新作

マーク・ラネガンは
今日6月23日
16時半に
グラストンベリーの
ステージに立つ予定だけど
もし深夜零時過ぎの登場
だったら破壊力倍増だったね。

マーク・ラネガンの新作
ニュー・オーダーの
リード・ヴォーカルが
リー・ヘイゼルウッドに
変わったみたいだと
評したのは英国誌Q。
曲調によっては
ニュー・オーダーの前身
ジョイ・ディヴィジョンみたいだなと
思ったらなんと
グラストンベリーの2日前
マンチェスターのステージで
ピーター・フックをゲストに迎え
「ラブ・ウィル・ティア・
アス・アパート」をカヴァーしてた。

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MARK LANEGAN BAND/GARGOYLE (LP)
HEAVENLY RECORDING : HVNLP 137 (US 2017)

キリンジの日本コロンビア時代のアルバムがアナログ盤で再発

キリンジのアナログ盤シリーズ
日本コロンビア時代へ突入。
ビーチ・ボーイズに例えると
キリンジの
ワーナー・ミュージック時代は
キャピトル・レコード時代で
日本コロンビア時代は
リプリーズ・レコード時代。
発売時は見向きもされなかった
リプリーズ時代の
ビーチ・ボーイズだが
最近のアルバム評価ランキングを
眺めるとちょっと変化が。
1位の「ペット・サウンズ」
は不動の帝王
2位にリプリーズ時代の
「サーフズ・アップ」
3位に「スマイリー・スマイル」
4位に「オール・サマー・ロング」
そして
5位にリプリーズ時代の
「サン・フラワー」や
同じくリプリーズ時代の
「オランダ」あたりが
ランキングされるようになった。
「サーフズ・アップ」の上位進出は
「ティル・アイ・ダイ」が
B面に収録されてるせいだろうね。
たとえ話が長くなってしまったが
キリンジ・ファンは
日本コロンビア時代の
キリンジのアルバムの中に
「ティル・アイ・ダイ」的
名曲が隠れていることは
とっくに御存知。
残る未発売アナログ盤は
EMIからでた
「スウィート・ソウル」と
最新アルバム2枚だけね。

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KIRINJI/DODEKAGON AND MORE (2 LP SET X 6 & 1 LP X 1)
NIPPON COLUMBIA : COJA 9311-9323

THE ROLLING STONES/LADIES & GENTLEMEN ローリング・ストーンズの1972年北米ツアーがヴィデオ化

もし時間が戻せたら
ストーンズ・ファンが
一番見たいツアーは
1972年夏の北米ツアー
じゃない?
なぜかといえば
「スティッキー・フィンガーズ」と
「メイン・ストリートのならず者」の
2大傑作アルバムを発表した後の
ツアーでストーンズの創作意欲が
ピークに達していた時期だから。

このツアーのルポルタージュは
トルーマン・カポーティが書くはず、
だった。
当時のカポーティは筋金入りのヤク中で
お察しの通りライブを
2度見ただけで放棄。
後年のカポーティのいいわけが
らしいといえばらしい。
「ストーンズには
音楽的才能なんてものはないね
あるとすれば
毎回全く同じショーを飽きもせず
永遠に続けることができる
忍耐力くらいなもの」
「ツアーのサポート・キーボードの
ニッキー・ホプキンスなんて
ステージではヒップな恰好してるのに
ショーが終わったとたん
三つ揃えのスーツに着替え
楽屋口からそっと消えるんだ」
「ミックはまだまともで
キースときたら楽屋に紛れ込んだ
猫を電子レンジに突っこみ
〇〇〇〇させたんだぜ」

ちなみにこのツアーの
オフィッシャル・カメラマンは
ロバート・フランク。
フランクの未発表映画
「コックサッカー・ブルース」は
このツアーの暗黒部分に焦点を
当てたドキュメンタリー。

CDの音質はブート並みなので
ブルーレイかDVDを買って楽しんでね。

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THE ROLLING STONES/LADIES & GENTLEMEN (CD)
UNIVERSAL:UICY 78338 (JP 2017)

SUN RA SINGLES THE DEFINITIVE 45S COLLECTION VOL.2 1962-1991 サン・ラのシングル盤コンピレイション第2集

昨年の秋ご紹介した
サン・ラのシングル集
その第2集がやっと届いた。
第1集以上のアラカルト感で
退屈しない。
第1集でも言ったけれど
とても付き合いきれませんといった
パブリック・イメージに反して
どの曲もわかりやすいというか
明解度はとても高い。

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SUN RA/SINGLES THE DEFINITIVE 45s COLLECTION VOL.2 1962-1991 (3 LP SET)
STRUT:STRUT149LP (2017 DE)

THE STEVE MILLER BAND スティーヴ・ミラー・バンドの黄金期のアルバムが紙ジャケ化されました

スティーヴ・ミラー・バンド
黄金期のアルバム10枚が
紙ジャケ化されました。
5年前発売日直前に
発売中止となった10枚が
ついに
2017年ニュー・リマスターで
登場しました。
ローランド・アナログ・シンセ
デモンストレーション・ショーの如き
鷲の爪 (1976年)」が
一押しですが
もし貴方が「鷲の爪」を
お買いになられたらきっと
スティーヴ・ミラー・バンドの
アルバム全部揃えたくなりますよ。

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THE STEVE MILLER BAND/FLY LIKE AN EAGLE (CD)
UNIVERSAL:UICY 78262 (2017 JP)