FLEET FOXES/CRACK UP フリート・フォクセズのサード・アルバム「クラック・アップ」

後期ビーチ・ボーイズのサウンドを
下敷きにしつつも
シアトル的(スタバ的?)
清涼感で世界中の
クリティックス・アワードを
総なめにした
フリート・フォクセズの
ファースト(2008)と
セカンド(2011)。
アイディア満載の
サード・アルバム
クラック・アップ」が届いた。
エンドレスで
シンフォニックな展開は
ビーチ・ボーイズ未完の大作
「スマイル」や
ヴァン・ダイク・パークスの
「ソング・サイクル1968年」を
思い出させる。

「クラック・アップ」には
「粉々になる」という意味もあるので
「スマイリー・スマイル」を連想させる
自己憐憫のアルバム・タイトルに
プレイボタンを押す前は
ちょっと不安がよぎった。
でも
湧き上がるアイディアの海に
飲み込まれもがき
完成を見ることなく
海底へ沈んでいった
ビーチ・ボーイズ
「スマイル」の悲劇を
「クラック・アップ」は
紙一枚で回避した。
どうやって回避を?
それは
フリート・フォクセズの
サウンド・コラージュ能力。

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FLEET FOXES/CRACK UP (2 LP SET)
NONESUCH : 558777-1 (US 2017)