BRIAN ENO/THE SHIP イーノのザ・シップ

ザ・シップ
言いえて妙のタイトル。
ノー・カントリーを目指し
真っ暗な海をゆっくり力強く進む
帆船イーノ号って感じ。
(スペース・シップかもしれない)
この力強さの源は
御詠歌のような太くて艶のある
イーノの声。
アルバムは重厚
でも滑らかで宙に浮てる
リニア・モーターカーみたいに。

一曲だけ取り出して聞くと
唐突な感じがする
ベルベット・アンダーグラウンドの
カバー「アイム・セット・フリー」も
アルバムに組み込まれると
必然に聞こえる。
ひとつ前の曲が
イーノのナレーションで終わり
「アイム・セット・フリー」に
切り替わった瞬間の多幸感と
いったらない。
サムシング・エルス」の
B面ラストで
「ウォータールー・サンセット」に
曲が切り替わった瞬間レベル。

「アイム・セット・フリー」
についてのイーノの弁を
聞いてみよう。

「この曲はずっと私の心に
響いてきたけれど
歌詞の意味に向き合うのに
25年もかかってしまった。
”新たな幻影を見つけるために
わたしは自由になる”
なんて素晴らしい歌詞なんだろう。
幻影から現実に辿り着く
と言っているが
むしろ我々はひとつの実現可能な
解答からより最適な解決方法を
見出していくんだ」

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BRIAN/ENO/THE SHIP (CASEBOOK CD WITH 4 ART CARDS)
WARP BEAT JAPAN : BRC505CE (2016 JP)